From HEAT the WEB DIRECTOR 釣りは体力勝負!若いに越したことはない?
まだまだ楽しみたいナイスミドルエイジのアングラーに捧ぐ…

ナイスミドルエイジのアングラーに捧ぐ_text-photo岳原雅浩

私事で恐縮だが…、
先日40ウン歳を迎え次の50’sジェネレーションが見えてきた、私編集スタッフD。自ら「オジサンだから…」とか、「歳だから…」なんてネガティブになるつもりは毛頭なく、かといって変に若作りするつもりもない。それというのも、私の周りには素敵な人生の先輩方がたくさんいらっしゃって、それぞれにその年代を謳歌しており、何よりみな元気だからだ。
私も先輩方を見習って、年齢にヘタに抗(あらが)うことなく、歳相応に渋くなりたいと思う今日このごろである…。

西舞鶴で若者たちに囲まれて(?)な釣行

01_ IMG_4155.jpg 集合写真

さて、社内で先日またまたレンタルボートの釣りに誘ってもらった。
前回誘ってもらったときは取材を兼ねての釣行だったが、今回はせっかくなので完全プライベートを決め込み、参加させてもらうことに。しかも今回は、船2隻という大所帯。何だか楽しそうだ。

釣り当日、天候にも恵まれみんなでそろって現場となる西舞鶴入り。船に乗る前に、近くの漁港で泳がせ釣り用のエサを確保しようと寄り道し、早朝サビキ釣り! のどかな景色のなか、ものの20~30分で小アジが順調に釣れ、ワイワイ、ガヤガヤといかにも休日を楽しみに来たといった感じだ。
しかし、そこでふと気が付いた。「あれっ!? 俺だけ年齢が離れてる……(年齢が高い)?」 そう、今回の参加メンバーは私以外ひじょうに若く、20~30代半ばまでが大半。なかには18歳のニューフェイスもいるといったメンバー構成だったのだ。

02_ IMG_3855.jpg 西尾くん(アジ)
03_ IMG_3866.jpg 船曳くん(アジ)
04_ IMG_3864.JPG 藤井くん(アジ)
05_ IMG_3885.JPG アジ
06_ IMG_3876.JPG バケツのアジ
早朝から順調にアジは釣れる。みんなで竿を出せば、すぐにバケツ一杯に

日ごろから職場では、仕事上の同僚としてやりとりをさせてもらっているので、あまり年齢を意識することは少ない気がする。しかし、珍しくプライベートの場になると、ファッションや会話の内容、言葉のチョイスなど、普段気にしない部分で世代の違いに気づき、ハタとわれに返ったという次第だ。
気が付いた途端、なんだか少し恥ずかしく、申し訳ない気持ちも芽生え、密かに「気を遣わせてしまったらヤダな~」なんて思ってしまった…。とはいえ、そんなことを考えたのは一瞬(笑)で、せっかくの休日なので開き直って楽しませていただくことに。年々、丸1日の釣り取材がシンドくなっているとはいえ、普段から釣行には慣れてるし、多少体力にも自信がある。きっとついて行けることでしょう…。

07_ IMG_3893.JPG 各々準備を進めます
各々準備に勤しみます

船の揺れも軽快に
普段と違う雰囲気に意気揚々!

08_ IMG_3916.JPG 出船

予定通り、港から2隻の船に乗り分けて出船。気持ちのよい船上の風を感じながら、晴天に恵まれた海上の景色を楽しみつつポイントへ。今回は、女性陣も少ないながら参加していたので、女性越しの海の景色は、まるで南の海でクルージングを楽しんでいる旅行者のよう。なんだか普段と違い雰囲気も明るい!

09_ IMG_3924.JPG 女性陣

 

釣りの方はというと、エサ釣りをする者、ルアー釣りをする者、お菓子やタピオカ(!?)をエサに釣る者と、メンバーさまざま。決して海の中の活性は高くなかったものの、終始多魚種に恵まれ楽しく過ごせている。そんななか、私は少しベテラン気取りで船初心者に釣りやすい場所を譲り、空いていたミヨシ(前方・船首側)に入らせていただいた。

10_ IMG_4032.JPG ミヨシ
船首は波の影響を受けやすい釣り座。釣りに慣れている方に譲ろう

決してそう大きくない船であるため、ミヨシは波の影響を受けやすい。大きなウネリであれば波の上下に身を任せ、身体を船の動きと同調させた方が安定しやすい(気がする)。一方、この日は風波が少しある程度だったので、船の小刻みな揺れに合わせて足を広げ、前後左右にひざ下から足踏みし、上半身を揺れないように安定させる方法で、釣りを行った。
ちなみに(ミヨシではなく)、船べりに太ももを当てることができる釣り座なら、両足と太ももの3点支持で安定させた方が楽だと思われる。

楽しさとは裏腹に、確実に疲労は溜まっていた…

11_ IMG_3987.JPG 釣りの手元

アマダイ、レンコダイ、アオハタ他、船中ではマダイやエソ、ウッカリカサゴ、ハマチなども釣れ、ワイワイ楽しみながら過ごす休日。誰かの竿に魚がかかれば、「おぉ! なになに~?」「ナイス~!!」なんて声が上がり、釣りあげた後は、カメラを向けてパチリ! と記念撮影。終始和やかに休日を満喫でき、ホクホクの一日…。

12_ IMG_3995.jpg 吉田くん(カサゴ)
13_ IMG_4034.jpg 武田さん(カサゴ)
14_ IMG_4044.jpg 岸本くん(レンコダイ)
15_ IMG_3951.JPG 湯場くん(アオハタ)
16_ IMG_4074.jpg 湯尾さん(ハマチ)
17_ IMG_4115.jpg 橋本くん(マダイ)

 

ところがである。私にとって問題だったのは翌日の朝…。
寝起き早々「腰が…痛いっっっ!」 もともと慢性腰痛持ちだったのはあるが、いつにもまして痛みが激しく、朝の洗面では腰を曲げることさえできない有り様。靴下を履くのも一苦労…で、痛みもともなって難儀するハメに。たまたま前の週にひょんなことから坐骨神経痛になってしまっていたのもあるが、痛みの箇所がそれとは違う。完全に、「慢性腰痛+昨日の疲労」が悪影響を及ぼしてしまった…。
「まだまだ若いだろう…」「年齢は気にしない」などと頭で思いながらも、認めたくはないが確実に身体の加齢は進んでおり、ひどい腰痛という形で顕在化したわけだ…。日ごろから無理をせずケアをし、遊びの最中も用心するのが大切だと悟った瞬間だった。

18_ 腰痛写真
出典:写真AC

おかげで月曜日から改めて鍼灸整骨院に通う羽目となり、痛みを早急に和らげるため、人生初のハリ治療にトライ。まさか、釣りバリで魚を掛けることはあっても、自分にハリを刺すとは夢にも思っていなかった……(笑)。

 

19_ IMG_4676.JPG スタッフD釣果

釣りに限らずすべての趣味やレクリエーションは、健康であってこそ楽しめるもの。また、楽しくないと意味がないので、健康であることが必須だということだ。

というわけで、ナイスミドルエイジ・アングラーのみなさま、くれぐれもお身体に無理はされませぬように…。

蛇足だが、腰痛持ちの方におススメなのは、日々のストレッチやインナーマッスルトレーニング。
専門家ではないので詳しいことはお伝えできないが、以下のワードでその方法を調べてみては?

筋膜リリース
股関節ストレッチ (腸腰筋・大腿四頭筋・大殿筋 含む)
腹斜筋トレーニング
腹横筋トレーニング

 

※本文は個人の見解によるものです。ご了承下さい。