From HEAT the WEB DIRECTOR 新生HEAT -ディレクターのつぶやき・・・-

新生HEAT_text-photo岳原雅浩

趣味や余暇の過ごし方のなかでの「釣り」。

釣りは決して生活に必須のものではありませんが、古くから食につながる「漁」として、また、自然と触れ合い五感を刺激する「アクティビティ」として親しまれてきました。
「釣りをやってみたい!」と興味をもたれる方は非常に多く、しかし一方で、「どうやったらいいの?」「釣りってなーに?」と分からない方も多いようです。
より身近で手軽な「釣り」、「釣りへの接し方」の情報を発信し、少しでも多くのみなさまが、「釣り」に触れ合うきっかけ作りになれば・・・。

堤防 釣り

このような思いから今回新たな体制と環境でスタートした、我が『WEBマガジン HEAT』。
実は「釣り人の、釣り人のための、釣り人による」従来のサイトではなかなか外への広がりが難しく、せっかくの楽しい遊び「釣り」の魅力がなかなか伝わり難いと感じたのがきっかけだ。
以前から、私の友人やそのまた友人、縁があって出会った人たちに事あるごとに聞いていたのが、「釣りやったことありますか?」「釣りやってみたいですか?」という質問。遊んでいる最中や商談時の雑談のなか、はたまた飲み会の席で、なぜか不意に気になり聞いてみることが多かった。質問されている当人からすれば、ひょっとすると「何を唐突に・・・?」と迷惑な質問だったかも知れず、困惑することもあったかもしれない。しかし、どこかで大好きな釣りの業界で働いていることへの舞い上がりと、釣りに関して良く思われたいという虚栄心、「実のところ釣りへのイメージってどうなんだろう」といった自信のなさや疑念から、質問を投げかけることが多々あった。

飲み会 商談
飲み会 商談

私の心配とは裏腹に、みなさん返して下さる言葉は「釣りやってみたいですね」という嬉しい反応。みなさん気を遣ってくださってか、社交辞令か、本心からなのかは分からないのだが、間違いなくほぼ100%の方、老若男女問わずみなさんそのような回答を下さる。「いやー釣りはちょっと・・・」とか、「釣り嫌いなんで・・・」と言う方に、まず出会ったことがない。ただし、その後に続くやりとりが、大半ネガティブな場合が多い。ほとんどが「やり方が分からないんです」とか、「何が釣れるのか?魚のこと詳しくないし」とか、「誰か教えてくれれば(≒連れて行ってくれれば)行きたいけどね」という具合。もちろん機会があればお誘いをするのだが・・・。
ようは読者のみなさんお察しのとおり、「敷居が高い」「難しい」「コアな趣味」というイメージが強いのである。