カオリンの毎日スマイル計画☆ 冬が旬の肝パンカワハギ!
鮮度を保って美味しく持ち帰るコツ

みなさん~こんにちは! 最近どっぷりカワハギ釣りの魅力にハマってきているカオリンです(笑)。
「エサ取り名人」と呼ばれるほどエサを取るのが上手なカワハギ。一筋縄ではいかないカワハギとの駆け引きに夢中になっている方も多いのではないでしょうか。さらにその美味しさも格別ですよね。とくに冬場のカワハギは肝が大きくなり、そのクリーミーな肝の食感がたまりません!
そこで今回は、せっかく釣れたカワハギの、より美味しくいただくための締め方を紹介したいと思います。

カワハギを美味しく持ち帰ろう!

01_ カワハギ

実は私も教えてもらった方法なんですが…、ひと手間加えるだけで、より美味しく持ち帰ることができるので、必ずこの締め方で持ち帰るようになりました。ぜひお試しあれ♪

ところで締め方の工程の前に、釣り上げたカワハギは水圧により浮袋が膨れているので、エア抜きをしてあげましょう。エア抜きをしてあげることで、生簀(いけす)の中で魚が元気に復活してくれます。リリースする際もエア抜きをしてからリリースしてあげてくださいね。
そのエア抜きに使っているアイテムがこちらの「Air Vent Needle(エア抜きバリ)(ACTIVE)」

02_ エア抜きバリ
エア抜きバリ

低価格ながらも作りがしっかりしていて扱いやすく、コスパもよいのでお気に入りです。胸ビレの付け根に刺す方法もありますが、私は肛門からまっすぐ刺しています。シューーーと空気が抜ける音がすればOK! あまり深く刺してしまうと内臓類を傷つけてしまうので、浅く刺すことがポイントです。

といったワケで、ここからは締め方と持ち帰り方を見ていきましょう。

血抜き

エラをハサミでカットし血が出るようにして、生簀やバケツに戻します。しばらくそのまま泳がせて血抜きをします。身の劣化や生臭さを防ぐためにも、まずはしっかりと血抜きをしましょう。

神経締め

血が抜けたら神経締めをします。神経締めをすることによって、神経が破壊されるので臭みの発生や腐敗を遅らせることができ、より長く新鮮な状態を維持できます。
神経締めのワイヤーを鼻の穴から中骨上部に沿って通し、神経束を破壊します。カワハギの色が白っぽく変わればしっかり神経締めができている証拠です。

03_ 神経締め

海水氷に浸けて冷やす

小さめのクーラーボックスに、凍らせたペットボトルを数本用意しておきます。そこに海水を入れれば海水氷(潮氷)の出来上がり。
神経締めしたカワハギを海水氷に入れ、しっかりと冷やしましょう。

04_ 氷締め
カワハギが見やすいように水から出していますが、冷やす際は全体を海水氷へ浸けて冷やしてください

角をカットして袋に入れクーラーボックスへ

しっかり冷えたら、角とお腹側にもある尖った部分をカットして、溶けた氷水などに直接触れないようジッパー付き保存袋に入れてから、クーラーボックスへ入れて持ち帰りましょう。角とお腹側の尖った部分をカットすることで、袋が破れにくくなります。
しっかりと締めてこの方法で持ち帰ると、真っ白でとてもキレイな肝が取り出せましたよ。

それでも、どうしても細かい血管などが残ることがありますが、お酒を入れた塩水に取り出した肝を2~3時間浸けて冷蔵庫で置いておくことで、浸透圧の働きにより血液を排出することができます。しかし、あまり長時間浸けておくと、逆に苦みが出てくるそうなのでご注意ください。

07_ 肝を浸ける

カワハギのカオリ飯おススメ7選

ひと手間加えたことで臭みはなく、身はよりもっちりに、肝はよりクリーミーに美味しくいただけます。パーフェクトな素材が準備できればモチロン料理も美味しくなるハズ!
ここからはおススメのカワハギ料理をご紹介しましょう。

お刺身と肝醤油

08_ お刺身

もっちりと甘みのある身と、臭みのないクリーミーな肝が最高です。

肝刺し

09_ 肝刺し

大きな肝だからこそできる肝刺し。贅沢な一品です。

なめろう

10_ なめろう

なめろう好きな私はいろんなお魚でなめろうを作っていますが、カワハギのなめろうも絶品ですよ!
ネギミョウガ、ショウガなどのお好きな薬味と味噌を入れ、粘りが出るまで包丁で叩けば出来上がり。お好みで醤油甘酢を少々入れて味の調整をしてもらうといいと思います。

一夜干し

11_ 一夜干し

食べやすいように、3枚におろしてから血合い骨を取り除いて冊にしています。塩水に2~3時間浸け、網に並べて一晩干せば出来上がり。旨味がギュッと詰まって、お酒がすすんでしまう美味しさです。

14_ 魚を干す
思わずお酒がすすんでしまう一夜干し。ネットに入れて水分を飛ばし、旨味を凝縮させます

みりん干し

15_ みりん干し

一夜干しと同じように冊にして、「ひものしょうゆ」と水で作った漬けダレに2~3時間程漬けてから干します。焼くと香ばしさも加わって、おかずにも酒のアテにもピッタリ。

16_ ひものしょうゆ
わが家に欠かせない調味料の「ひものしょうゆ」

ちなみに、わが家では「ひものしょうゆ」が欠かせない調味料。干物にはもちろん、煮付けや照り焼き、きんぴらなどさまざまな料理に大活躍してくれるのでリピートしています。伊勢にある「糀屋」というお店の商品で、オンラインショップもありますが、私は釣具店のフィッシング遊さんで購入していますよ。

ムニエル肝ソース

12_ ムニエル肝ソース

塩胡椒してからバターで焼いたあと、残ったソースに醬油を少々入れ、煮立たせてソースを作ります。バターのコクと肝のコクが合いますよ。ソースを作る際に、刻んだネギなどを一緒に入れても美味しいです。

昆布締め

13_ 昆布締め

軽くを振り2~3時間冷蔵庫で寝かせ、お酒を含ませたキッチンペーパーで塩を拭きとってから昆布で挟み、2日寝かせれば出来上がり。昆布の旨みが身に染み込み、ねっとりとした食感になるうえ旨みも増します。
ほかにも、天ぷらやハーブソルト焼き、煮付けなど、いろんな料理に合うので、ぜひ試してみてくださいね。

今回はカワハギの締め方を紹介させていただきました。かんたんにできて、より新鮮に美味しく持ち帰ることができるので、ぜひ一度試してみてください。そして、カワハギ本来の美味しさを堪能してくださいね。

それでは、みなさんが毎日笑顔でハッピーに過ごせますように☆


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レポーターREPORTER

萩原 香
プロフィール:萩原 香
三重テレビ「フィッシングポイント」レポーター /三重県在住
好きな釣りは、イカメタル・タイラバ・ジギング・太刀魚テンヤ・磯グレなどなど、それぞれ面白さがあって釣りはなんでも好きです♪ 釣った魚を美味しく食べることも大好き! 釣りを始めてからお魚もさばけるようになりましたよ♪