リーマンアングラー・イノォの「釣りたい、楽しみたい、伝えたい!」 初夏から夏がハイシーズン! 大都会を流れる川で
昼夜を問わずお手軽に楽しめる釣り物2選!
No.2 チニング編

ハヤブサ 『チニングヘッド ずるずるチーヌ』で
底ズルゲームをやってみませんか?

チニングヘッド ずるずるチーヌ

今年の5月にハヤブサより発売となったチニング専用ヘッド『チニングヘッド ずるずるチーヌ』のおかげで、私自身…さらにチニング熱が高まったといっても過言ではありません(笑)。
以前は、少し時間が空いた時にちょこっと! といったレベルで出かけ、ジグヘッドリグやテキサスリグ、さらには淡水用のハードルアーで楽しむ程度でした。初めて「ずるずるチーヌ」を目にしたのは、釣り具の展示会「フィッシングショー」のとき。「楽しそうなルアーで良さそう! 面白そう!」ということで、ハヤブサの開発担当にお願いして発売前のサンプルをいただいたのが出会いでした。自宅に持ち帰ってから、フローリングの上に障害物を作り、ルアーに糸を結んでズルズル… 「なるほど、こんな動きなんだ!」とイメージを膨らませたのち、冬の浜寺運河へ足を運んで46㎝の大キビレをキャッチしたのがはじまりです。この出来事により、私のチニング熱はヒートアップ! 以前よりも多く釣りに出掛けるようになったのでした(笑)。

キビレとずるずるチーヌ

さて、「ずるずるチーヌ」の特長について大まかに4つ説明したいと思います。

  • ①.すり抜け性能に優れた半月型シンカーで根掛かりを軽減。ズル引き時にはヘッドが前のめりになり障害物を回避し、セットしたワームは立ち上がり、ラインテンションを抜けば、ゆらゆらとアピールしてくれます。
     
  • ②.ジョイント式のフックは、チヌが首を振った際のバラシを軽減させてくれます。
     
  • ③.「リミッターシステム」によりフックが上向きになり、よりスムーズなフッキングが可能です。さらにシリコンチューブでフックの可動域を最適化でき、ルアーがラインに絡むトラブルを防止してくれる役目も果たしてくれます。
     
  • ④.そして私自身お気に入りのポイントは、ヘッドとフックのジョイント部が一体化しており、フックがヘッド本体からはずれる心配なく安心して使用できるところです。
     

チヌは手前でバレることが多く、貴重な1匹ともなれば悲しいですよね。少しでもバラしを軽減して、みなさんのよく行くフィールドで、「ずるずるチーヌ」を使った底ズルの釣りを楽しんでください!

ずるずるチーヌ ラインナップ

カラーラインナップですが、現在は海老レッド、オレキン、チャートコーン、グローピンクの4色、ウエイトラインナップは、7g、10g、14gとなっていますので、いろいろな状況に合わせて、お好きなカラーやサイズをお試しください!
ウエイトの使い分けとしては、オーソドックスに使えサーチベイトとして出番の多い7g。少し先のカケアガリを狙いたい、7gでは流れ過ぎるというときにおススメの10g。そして、さらに流れが強いときや、その先の竿抜けポイントを狙いたいときは14g。このように幅広く楽しめるようになっていますので、ぜひお試しください!

狙いどころや釣り方のコツとシーズナルパターンは?

チニングタックル一式

私がよく行くフィールドの3つに絞って紹介したいと思います。

そもそもチヌは岩の間に潜むカニやエビの甲殻類と虫類が大好物です。ジグヘッドに甲殻類などを真似たワームをセットし、底をズルズルと引いてきてアタリを誘うのが基本的な「底ズル」の釣り方となります。ルアーを投げて底質を感じながら巻いてくるだけと難しくないですよ! 根掛かりを恐れず障害物をタイトに狙ってみてください。アタリが多いのも、チニングの魅力的なところだと思います。

底ズルがしやすいポイントの特長

狙いどころとしては、ハードボトムを特に好みますが、もっとも効果を発揮する狙いどころは、底が砂地でありところどころに石が混じるポイントになります…すなわち、「底ズルがしやすい」ところですね! なお、コンクリートのガレ場やカキ殻などは、不意の根掛かりやラインブレイクも多くなりますので、あまりよくないといった感じです。
釣り方のコツとしては、とにかく移動しながら投げること。根掛かりやライントラブルを気にせず、果敢にキャストすることですね。根掛かりしにくいリグと根掛かりを外しやすいタックルを使用し、底質や地形変化がわかるような距離感で釣りをするとよいと思います。

では、気になるポイントのご紹介です!

淀川

淀川1
淀川2

まずは、大都会の真ん中を流れる広大なフィールド「淀川」です。
大阪府を流れる川であり、関西ではもっともチニングファンが訪れる人気ポイントは、十三大橋周辺から河口部までゴロタ護岸が多く、どこでも釣りを楽しむことができます。左岸、右岸ともに好ポイントとなりますが、左岸はアシが多いため整備されたところで狙ってみるとよいでしょう! 左岸では伝法から西島周辺がおススメですね。
右岸は十三大橋から淀川大橋と電車でも利用できる姫島周辺、河口部なら矢倉海岸周辺の干潟や潮だまりなどがある石積みの護岸や小突堤が好ポイントとなります。ただし両岸ともに全面駐車禁止となりますのでコインパーキングの利用が無難です。もしくは電車、徒歩での釣行がおススメ。さらに夜になれば都心部であるため「ビル群の夜景を楽しみながら釣り!」なんてこともできますよ。
ぜひ、足を運んでみてください!

武庫川周辺

武庫川周辺1
武庫川周辺2

続いては、私にとってもっともご近所となる「武庫川周辺」です。こちらは「阪神武庫川駅」の下となる堰(せき)から河口部までがポイントとなります。左岸河口部には「尼崎魚つり公園」もあり、テトラ帯は釣りも可能です(無料)。おススメは、阪神武庫川駅周辺の左岸や右岸で、近くにはコインパーキングもあり、駅から近いことから人気が高いフィールドです。足場のよい護岸で底は砂地が多いので、沈んでいるゴロタ石や、かけあがりを狙うとよいでしょう。

浜寺運河周辺

浜寺運河周辺1
浜寺運河周辺2

最後は大阪府高石市にある「浜寺運河周辺」ですね。こちらもルアーのチヌゲームの人気が高く、両岸で釣りが楽しめます。コインパーキングのある西側一帯は、石積み護岸で足場もよく、釣りがしやすいポイントです。近年では、もっともルアーフィッシングで人気のポイントですね。少し遠くなりますが、私も大好きなポイントです。とくに冬のチニング場として実績が高く、冬の北風をしのげる好釣り場です。