電気屋ババちゃんの「とりあえず釣りに行かんね」 馬場流! お気楽オフショアゲームのはじめ方&実体験紹介

船で大海原に出港して楽しむオフショアゲーム。行ってみたいけど船に酔っちゃうからと意外に敬遠されがちです。
でも実は、予防と対策だけで随分楽に、そして楽しく釣りができちゃいます。よく船に酔っていた私が、今は楽しくて楽しくてしょうがないのはなぜなのか、馬場流の「難しくなく楽な、オフショアゲームのはじめ方&実体験」(大したことではないですが…)を紹介したいと思います。

無難な天候のチョイスと、興味のある釣りもの

凪

まずは、凪ぎの日を選ぶ(笑)。そりゃそうだよと言われそうですが、季節によっては凪が多い時期があります。できるだけ船が揺れずに釣りができるほうが、船酔いを気にしたり、体力を奪われずにいいですよね。

また、前日に風が強く吹いたときは、ウネリの出る可能性が高くなりますので、当日の天気も大事ですが前日の天気もチェックしておくと心の準備もできて安心です。
私の住む北部九州の海上は、午前中に南方向から風が吹き、午後前に一旦弱くなります。そしてまた午後から風が吹きはじめ、北方向に変わるというパターンが多いようです。そんなエリア特有のパターンも覚えておくと便利ですよ~。
移動に関しても、例えば一番近いポイントに行く時間が約30分、一番遠くのポイントに行くまで2時間30分程かかります。狙う魚や季節によって、これだけ時間の差がありますので、まずは近場の釣り場でチャレンジできる釣りものに慣れていくのがよいかもしれません。
ウネリが少ないときは、移動時に船の外で過ごすと新鮮な空気と変わる景色を味わえて、リラックスできるうえ、飽きずに過ごせますよ。

自分の釣りたい魚であればその釣りに集中できるので、釣りたい魚や興味がある釣りものを絞っていくことをおススメします。例えば「タイラバで鯛を釣りたい」とか…。(←私はこれでした)

事前の準備と体調管理

バナナとヨーグルト

前日に消化のよいものを食べて睡眠を充分にとり、当日の朝も消化のよいものをちゃんと食べるのがおススメです。(油ものをなるべく避けて、うどんなど消化のよいものにするとか)
ちなみに私の朝食は、バナナとヨーグルトです。(女子のようですね…(笑))

酔い止め・アネロン

食べ物を気にする以外では、酔い止め薬を飲むことも有効な方法です。私は今でも、おまじないのように飲みます。酔い止め薬を飲むことで精神的にも安心できます。

細かな作業は前日に終わらせておくと、当日は気分的に楽です。
ラインシステムを組む(道糸とリーダーを結ぶ)作業などは、事前に一杯練習して、いつでも大丈夫なようにしておくと船上でも余裕です。

食事や準備がすんだ後は睡眠です。前日の晩はワクワクするので寝れないのですが、しっかり睡眠をとるのが理想です。といいながら…私自身、毎度釣りのときは寝不足のような気がします(笑)。

 

船釣りのウェア・スタイル

ところでウエアの準備はみなさんどうしていますか? 釣りはアウトドアですので、ウエアコーディネートにも気を使いましょう。
夏は薄着でよいのですが、肌の露出が多すぎると体温が上がり、気分が悪くなることもあります。私は特にアンダーウエアを大事と考えていますので、肌に触れている部分が涼しくなる吸汗速乾、接触冷感のアンダーウエアが効果的でおススメです。ちなみに私は、手と顔くらいしか露出しないようにしています。
(ハヤブサからは「HYOON」シリーズという吸汗速乾、接触冷感に優れたウエアが発売されていますよ)

冬は気温が低く厚着しがちですが、厚着をしすぎると気分が悪くなることがあるため、分厚い衣類を重ね着するよりは、レイヤリングしやすい、動きやすく温かい衣類を着用しています。脱いだり着たり、細かい体温調節が可能でおススメです。また、下半身と上半身の温度差がないほうが理想です。
(レイヤリングにおススメの「光電子®」素材を使用したウエアもハヤブサから発売されています)

FREEKNOT HYOON(ヒョーオン)シリーズ
FREEKNOT 光電子
ハヤブサから発売されている、FREEKNOT(フリーノット)ウェアシリーズ。
左が夏用の「HYOON ポロシャツ」、右が冬用の光電子®素材を使用した「FOURON ウルトラライトダウンジャケット」

いざ、出船した後は

船の上での食事

さてここからは、船に乗ってからのお話です。快適に楽しく船上で過ごすにも、コツがあります。

実は、船の乗る場所によって、よく揺れるところと揺れないところがあるのです。
船の船首(前)に行けば行くほど揺れは大きくなります。釣行回数を重ね、船(または波)に慣れてきたら徐々に前に移動すればよいので、慣れないうちは、揺れの少ない船尾のほうを迷わず選びましょう。最初のうちは船を予約するときに、船長さんに「酔うので後ろのほうにお願いします」とお伝えすると、後ろのほうの揺れない場所で釣ることができるはずです。(予約状況にもよりますので、必ずではありません)

また、友達と一緒に行くのも有効です。当日、船が目的地に到着するまで話をしていると、不思議と時間が短く感じられて気分が紛れます。

船の上での食事・おにぎりや飲み物

今では、船で食べたり飲んだりと毎釣行楽しみになっている私ですが、食べたり飲んだりすると気分が悪くなると思う方もいるようです。結構よく食べる私は、重たいもの(唐揚げなどの揚げ物)を避け、あっさり系味のおにぎりを食べると気分が悪くならない気がします。また飲み物も飲みます。かなり飲みます…。種類的にはあまり甘いものは避けて、水やお茶が中心です。炭酸飲料系は、胸のムカムカが少なくなる気がしますね。

仕掛が切れたときに付きまとうラインシステムを組むなどの細かい作業も、船酔いの原因のひとつですね。船上でラインを結ぶのに自信がないときは、船長さんに思いきって「苦手なので結んでいただけませんか?」と頼んでみましょう。正確かつ丁寧に結んでくれますし、不安がひとつ解消しますよ。少しずつ慣れていけば自分でできるようになると思いますので、最初のうちは頼んじゃいましょう。

 

釣果

他にも楽しくオフショアゲームをはじめるコツは、ちょっとした楽しみや目標を自分で作ってしまうのもよい方法かもしれません。
例えば「今日は、カップラーメンを船で食べよう(これは冬にかなりおススメ)」とか、「3時のスイーツはこれにしよう」「このルアーやタイラバで釣りたい」「新しいアイテムを試したい」「苦手なことや釣り方をマスターしたい」など、色々あります。私は(冒頭に書いたように)、「タイラバで鯛を1尾釣りたい」からスタートしました。

最初、私の場合は不安で一杯でしたが、一日終わってみれば、「あれ? あっという間で一日が短くて意外と平気だった」ということがとても印象的でした。「オフショアは色々と大変…」という不安より、楽しいが勝ってしまった感じです。なので、まずは週間天気予報とニラメッコしながら、波が荒れていなさそうな日に一度チャレンジしてみてください。「楽しいが勝ってしまう」といった私のような経験を、みなさんにも味わってほしいと思います。

 

レポーターREPORTOR

馬場 英教
プロフィール:馬場 英教
バスフィッシングやバストーナメントを楽しむ傍ら、海のルアーフィッシングである「エギング」に興味を持ち始めたのをきっかけに、がっつりソルトウォーターフィッシングの魅力にハマってしまったハヤブサフィールドスタッフ。バストーナメントを引退後、ショア・オフショアを問わずソルトウォーターフィッシングに傾倒しているプロアングラー。基本的に出たがりの恥ずかしがり屋で、吉本新喜劇が大好きな町の電気屋さん「ババデンキ」の店主でもある。