From HEAT the WEB DIRECTOR 妻に知ってほしい!釣り好きダンナの本音

趣味全般そうかもしれないが、やはりマニアックなのが釣り。特に家庭を持つ方にとっては、パートナーや家族の理解を得るのはなかなか難しいものだろうと想像に難くない。おそらく日頃から、「どういう口実を組み立てるのが良いか?」に気を遣いながら釣りに出かけているのではないだろうか。
そんな釣り人(特に男性)の本音を調査し、できれば釣り好きダンナを持つ奥様に知っていただきたい。また同時に、奥様の本音も聞くことができれば、互いの価値観の差を埋める手立てになるのではないかと、社内で独自のアンケートを実施してみた。

アンケート用紙

先にお詫びとお断りをさせていただきたいのだが、今回の調査、実はなかなか協力者を得ることができず、数少ないごく一部の意見しか集めることができなかった・・・。というのも、社内に釣りをする人間は多いものの、「家庭を持つ」という条件のせいで、若者たちが除外されてしまった。しかも、女性陣となると、たまたまダンナ様に釣り好きがいる人はごくわずか・・・。そもそも社内アンケートでは無理があるテーマであったと反省する次第である。申し訳ない・・・。
ということで、数による統計的な結果論ではなく、あくまで読者のみなさんにとって、家庭での身の振り方の参考になればという程度で、「釣り好きダンナの本音」と「釣り好きダンナを持つ奥様の声」を見ていっていただきたい。

Q1.奥様になかなか理解されない事柄は?

夜
冬

釣りを趣味にしない、または釣りをしない奥様にとっては、理解できないダンナの行動は多いはず。リールや竿といった高級な釣り道具の価値は当然のこと、釣れないと分かっていても釣りに行くことすら意味不明だろう。
回答を整理すると、「季節や環境といった悪条件にも関わらず釣りに行くこと」が理解されない事柄のダントツであった。具体的には、「極寒の真冬に(例えばワカサギ)釣りに出かける」や「早朝や真夜中に釣りに出かける」といった行動だ。釣り人ならば、朝マズメや夕マズメといったお日様の動きに合わせて魚の活性が変化し、また、潮の干満も釣果に影響することは周知の事実。ベストなタイミングでポイントに入りたいため、遠方なら特に早め早めの出発となってしまう。しかし、そんな経験をもとにした行動は、当然理解されるべくもなくといったところだろうか。わざわざ過酷な環境に向けて、眠い時間帯から動き出すダンナは、家族にとって変態以外の何者でもないのかもしれない(笑)。

Q2.過去に家庭で経験したトラブル、特に夫婦間のエピソードは?

喧嘩

次に、夫婦間の価値観と理解度の違いから、過去に何かトラブルがあったかを聞いてみた。
ダンナ側の回答としては、週末釣りに行き過ぎて夫婦喧嘩になったという「釣行頻度」でのエピソードや、「自分だけ好きなことをして・・・」と言われたり、家の約束を忘れて釣りに行って怒られたといった「身勝手」が災いした話。また、電動リールを黙って買った際、リールからコードが生えていることに気付かれリールを買ったことがバレたといった、「道具」に関するトラブルがあったなど。全般的に自由な行動を咎(とが)められてのことが多いようだ。
一方、奥様側の回答はというと、何かと家計での出費の多い月にクレジットカードの支払い明細を見ると、「釣り道具代」「釣行の交通費(ETC)」「釣行時の食事代」などの請求が盛り沢山で泣きそうだったという話や、子どもの運動会予定日に、「週末釣りにいって良い?」と聞かれガックリきたなど。家庭と家計をかえりみない行動にもっと気をつかってほしいとの意見。
結局のところ、同じ趣味をパートナーや家族で共有しない限り、あくまで趣味は個人のもの。(私自身も含め)いつまでたっても少年の心を忘れることができない男性陣は、「自由が一番!だからこそ職場という狩場でも頑張れ、家庭を守ってるんだ!!」という、本能に近い主張はちょっと横に置いて、まずは家庭第一で行動を見直す必要があるのかも!?

Q3.釣りに出かけるとき、何かひとこと言われる?

荒波

この質問、結果からお伝えすると、趣味はダンナの身勝手と言いながら、意外にも道中の「安全や気遣い」のひとことを投げかける奥様が多いことが分かった。「忘れ物ない?」「運転やケガに気をつけてね」「早目に帰ってきてね」「無理しないでね」という他愛のないひとことから、十二分に愛情を感じさせられる。「喧嘩するほど仲がいい」とはこのことかと、微笑ましい限りである。このような愛情こもったひとことはダンナの記憶にしっかりと残っているようだ。
また、同じくらい言われるひとこととしては、「魚を楽しみにしてる」「美味しい魚を釣ってきて」といった、「食」に関するもの。やはり、「釣り=食・美味しい」「たくさん釣れる=家計が助かる・もとが取れる」といった現実に直結する発想は、釣りをするしないに関わらず、一般的な「釣り」のイメージを言い表しているとも思え、奥様の期待も伝わってくる。まさにダンナは腕の見せ所だ。

しかし、優しいひとことを言われるばかりかといえば、そうでもない。ダンナ側の回答では、「何を言われるかは気分次第・・・」だそうで、機嫌が悪いときは嫌味を含んだ言葉として投げかけられる。「どうぞ楽しんできてください」「毎週忙しいですね」「(無言)・・・」など。できれば気持ちよく出かけたいものだがこう言われては仕方がない・・・。先述のトラブルエピソード同様、険悪な雰囲気と嫌味を回避し、気持ちよく出かけるためには、日頃から「Tポイント」を貯めておくしかない。(と私は考えている。ちなみに「Tポイント」の“T”は家庭や奥様に対する“徳”の“T”)
ここで一つご参考に、奥様側の回答で、「ダンナが釣りに行っている間、私が子守り・家事をしている。別の日に家事と育児を終日代わってしてほしい」という意見があった。至極当然なご意見だと思われるので、ダンナ様はぜひご配慮いただきたい。

Q4.釣りに出かけたい理想と現実の回数

ここで少し目線を変えて、単純に釣りに出かけたい理想の釣行回数と、現実の釣行回数の違いを見てみよう。

釣りに出かけたい理想と現実の回数表

ダンナの理想の釣行回数は、「月2~3回」をピークに「月1回」「季節1回」と多い。それに対して現実の釣行回数は、「季節1回」をピークに「月2~3回」「月1回」となっている。アンケート回答人数が少ないため数値は偏っているものの、理想と現実は隔たりがあることがわかる。ここで奥様に気付いてほしい! 自由で身勝手な釣り好きダンナではあるが、「それなりに遠慮している」という事実!まだまだ奥様は不服かもしれないが、けな気ではないか・・・。
と論じてみたものの、(私事で恥ずかしいが)以前同ケースの議論になった際、私の奥様とその友人に、「遊びに行く回数が減るなんて当たり前!」と一蹴された。世の中ではダンナが気を遣うのは当然なのだ・・・。

Q5.奥様(・ダンナ様)へのひとこと

最後に、これまで見てきたダンナの本音と、夫婦間の意見や価値観の相違に対して、休戦をもちかけるべく互いのひとこと(お願い)をまとめたい。相変わらずダンナの自己都合的なものが多いが、ご了承を。

奥様へのダンナ様からのひとこと

都合 趣味とはいえ日頃の息抜き。毎週とは言わないが行かせてください。
これからも適度に釣行しますのでよろしくお願いいたします。
「食べること」「釣ること」ひっくるめて釣りが面白いので、もう少し(頻度・時間帯ともに)自由に出かけさせてください。
エサ、冷蔵庫に入れさせてください。保存ができないので・・・。
釣果 船に乗っても必ず釣れるわけではないので、ご理解ください。
ボウズでも許してもらいたい。釣りに行くことが息抜きなんです。
料理 魚を一緒にさばいてほしい。
感謝・お願い 一定の理解があり、ひじょうに助かります。
現状をキープできれば何も望みません。
昔のように一緒に釣りに行きませんか?たまにでいいので。

ダンナ様への奥様からのひとこと

家事 釣りで朝早く起きられるなら、釣りに行かない休日も早く起きて、子供の世話や家事を頑張ってもらいたいです。
その他 趣味があることはとても良いことだと思います。行くからには申し訳なさそうに行くのではなく、しっかりと楽しんで、帰ってきたら話を聞かせてほしいです。

いかがだろうか? 少しでも釣り好きダンナの本音が伝わり、互いの理解に繋がれば幸いである。釣りだけでなく、また、アウトドア・インドアに関わらず趣味は多種多様に存在する。そのどれもが、あくまで個人の好みやフェチであり、場合によっては拠り所として機能していることもある。よく「私趣味がないので・・・」と言われる方がいらっしゃるが、ようは「何か良く分からないけど好きなモノ・コト」であれば、何だって「趣味」で良いのだ。しかし、趣味を通じて知り合った仲でもなければ、なかなかにその理解は難しい。理解されないからといって趣味を諦めるのではなく、パートナーに本音をぶつけて認めていただく。また、認めていただくために互いに歩み寄ることが、長く趣味を続けるコツかも知れない。

食卓

さてアンケートでは、実はもう一つ質問をしている。「釣りで喜ばれた経験、嬉しかった出来事はありますか?」という質問だ。ダンナの回答では、この質問だけ明らかに「喜ばれたことがある!」という回答が多く、そのほとんどが「美味しそうに食べてくれた」「釣れた魚が一番美味しいと言ってくれた」「貴重な(高級な)魚で喜ばれた」など、「食」にまつわる内容だった。また奥様も、「美味しい魚を釣ってきてくれた」「美味しい手料理を作ってくれた」など同様。人に喜ばれるのは誰しも嬉しいもの。釣りを通じて家庭が円満になると思えば、今後少しくらい釣りに行き過ぎても、ダンナを優しく見送ってあげようかな・・・と思えるのでは? 思ってくれないかなぁ・・・。

釣り場へ向かう後姿

※本文は都合により脚色を交えております。ご了承下さい。