目指せ!擬似餌マスター 第7回 青物+αと欲張って明石海峡
ジギングサビキを投げてみた!の巻

辛抱たまらない暑さはどこへやら? 朝晩ひんやり肌寒く感じられる日が多くなった9月初旬。食欲増進、知的に読書、アクティブにスポーツ……などなど、それぞれの秋があるが、我々にとっては何より海風が心地よい釣りの絶好機。とにかく爽快で楽しい季節がやって来た。ターゲットはてんこ盛り! タチウオにアオリイカ、ツバス、ハマチなどが都市近郊の釣り場でも手軽に狙え、どれも食べて美味しい海の幸ばかり! さあ、いったい、どれを釣りに行く? うれしい悩みで頭はクラクラ! 心躍る秋なのである。

というわけで今回の「擬似餌マスター」の企画会議、HEAT編集スタッフの意見がなかなか揃わない。魅力的なターゲットが、ありすぎるのも困りものだ。う~ん……。

ディレクター(以下:D):え~、9月といえば陸っぱりタチウオ本番でしょう?
スタッフS(以下:S):おっ タチウオですか。でも僕的にはシーズン終盤のケンサキ行きたいっス! イカメタルですね!
スタッフC(以下:C):私は~。うふふっ。シーズンインしたばかりアオリイカ食べたいです~。一夜干しにレモン絞って!
スタッフM(以下:M):ちょっと早いですが、カワハギ釣れだしてますよ。肝パンがたまりません。ジュルルッ。
スタッフF(以下:F):やっぱ青物! いまでしょ!

そんなこんなで言いたい放題。まったく企画がまとまらない状況にディレクターが一言、わかりました!

D:今回の「擬似餌マスター」はジギングサビキの実釣でいきましょう! 青物メインですが、いろいろ釣れるので全員納得できると思いますよ!

ジギングサビキとは、サビキ仕掛下のオモリやマキエカゴの代わりにメタルジグを取り付けた欲張りな仕掛、釣り。とにかくアピール力抜群! サビキとジグの両方に魚が掛かるので、ツバスやハマチ、シオなど青ものからアジ、サバ、カマスなど、いろいろな魚を同時に釣ることができるのだ。詳しい仕様は各種アイテムにより異なるが、おおむね20~40lbs(ポンド)の幹糸に10~30lbs(ポンド)のハリス2~3本がついたもの。仕掛全長も50~100cmと取り回ししやすい長さだ。ベイトフィッシュを模した煌びやかな擬餌で魚にアピールしつつ、ショックリーダーとしての役割も果たしてくれるアイデアアイテムだ。

サビキ仕掛

S:えっ、ケンサキは釣れないでしょ……(聞こえない声で)。
C:もう強引なんだからっ。
M:肝パン、肝パン……。
F:そうそう青物! ええじゃないっすか!
D:来週行きます! 釣れるまで行きます! 皆さんスケジュール調整して下さい!
C:ホントに強引……。
D:じゃ、Mさん情報集めて釣れる場所で、特に釣れる可能性が高い日を選んで下さいね。
M:まっ、まかせてください(汗)。

そして数日後……。

M:リサーチの結果「神戸市立須磨海づり公園」で、昨日はハマチ、今日はメジロが釣れてます! すっ、すっ、すぐに行きましょ!
D:おおっ、いいじゃないですか! じゃあ当日、須磨海づり公園の駐車場で合流しましょう。
S:6時開園なので5時30分に!
M:了解です。

というわけでスケジュール調整の結果、ヒマ? な3人(D・S・M)での釣行が決定したのであった。そして当日……。予想外のハプニングが! DとSは車を乗り合わせ須磨海づり公園へ。Mは単独で現場へ直行した。

ところがっ! 集合時間より少し早く着いたMの目に飛び込んできたのは、な、な、な、何と!

「本日休園」の文字!

何度見直しても本日休園……。やってもうた。休園日のこと、まったく気にしていなかった。どうしよ? 焦りながらDに連絡。大爆笑! しかし、さすがD! 須磨からすぐのアジュール舞子でも連日、ハマチやツバスが釣れている情報をキャッチしていたのだ。そこで急遽、行き先変更。

アジュール舞子の有料駐車場から釣り場はすぐ。明石海峡大橋の真下に位置するここは景観抜群、手すり、落下防柵が付いた安全な親水護岸が整備されていて、ファミリーやデートフィッシングにもってこい。この日もサビキ釣りやルアーアングラーで賑わっていた。ポイントへ向かう途中、釣れたばかりのツバスが水くみバケツに! 期待に胸が高鳴る。10分ほど歩いて大橋下の東側に陣取り釣り開始!

D:とりあえず、ここでやってみましょう。
S:早くしないと朝マヅメの時合い逃しますよ!
M:あせって仕掛が結べません。

石海峡

ハプニングによるバタバタも何のその! 何とか釣りを始めた3人。潮流が速い明石海峡は流れ方も複雑。ジギングサビキを投入するも、思い通りに引いてくるのが結構むずかしい。サビキ仕掛は『ジギングサビキ キャスティングタイプ 小型回遊魚』のS~Mサイズ、メタルジグは『ショア専用キャスティングジグ ジャックアイ ショット』や『ジャックアイ TG』『ジャックアイ キックテイル』などの20~60g(ジャックアイ TGのラインナップは30gから)。これでキャストを繰り返すが、まったくアタリなし。周りの釣り人も釣れている様子がなく、時間だけが過ぎていく。

サビキ仕掛
サビキ仕掛
サビキ仕掛
サビキ仕掛
カマス釣果

何とかスタッフMがサビキ仕掛に20㎝ほどのカマスをヒットさせるが後が続かず。ここでは朝マヅメだけ狙って早々に引き上げる人がほとんどで、釣り人がまばらになった10時ごろに納竿した。地元の釣り人に話を聞いたところ、全体に潮通しがよい護岸でも潮流によってヒット率の高い場所は決まっているのだそう。

D:明日もここに早朝集合です。
S:えっ、連チャンっすか! 明日も2時半起きですわ。ふわ~っ。
D:釣れるまで続けます。
M:……。