タコがいっぱい釣れたので・・・・

7月某日、HEAT編集スタッフがいつも通り真剣?にミーティングをしていた時だった。ディレクターより次の「第5回 擬似餌マスター」の記事内容は、船タコ(テンヤ・タコエギ)を予定しています。と一言。その瞬間、編集スタッフメンバーは、「お~マダコかぁいいですねー」「私タコはじめて」「僕は、ショアからしか釣ったことないですね」「俺は、何回か行ってるけど自信ないわぁー」「で、実釣取材いつにします?」
と、釣り大好き現場主義のスタッフが経費も考えずに盛り上がり、なかば強引にディレクターを説得。なんとかOKをもらった数日後、HEAT編集スタッフは、早朝の明石港に集合。チャーター船で出港することになった。

気象庁より近畿地方にも梅雨明けが発表され夏本番に突入。朝からジリジリと肌を焦がすほどの晴天である。今シーズンは出だしからあまり良い釣況ではなく、ようやく梅雨の終盤頃から釣果が上向いてきたとの話に期待も膨らむ。マダコ釣りは、本来手釣りのタコテンヤが主流であったが近年、竿とリールを使ったテンヤ釣り、さらには、タコエギやタコスッテを組み合わせてアピールするゲーム性の高い釣り方が主流となり選択肢の広がりも手伝ってさらに人気が沸騰している釣りである。また、なんと言っても食べて美味しいのが大人気の理由なのだ。
準備万端で船に乗り込み出船を待つメンバーの話題も「今晩、タコ刺やな」「生よりサッと湯がいたほうが旨い」「冷凍でストックしといたら、しばらくの間たこ焼き困らんわ」と釣る前から食べる話題で大いに盛り上がっている。そんななか「タコ捌くの魚と比べたら楽ですけど、あのヌメリさえ無かったらなぁ」「いろいろなやり方聞くけどどれが良いのかよくわかりませんね」という意見が、
うん、確かに. . . .あのヌメヌメ、ヌルヌル、を取るのが一苦労で面倒臭いという話はけっこう耳にする。業者なら洗濯機でグルグル回す荒っぽい話も聞くが一般家庭にあるものを使うわけにも行かない。

と言うことで今回釣れたタコでぬめり取りをやってみた。(ぬめり取りの材料比較)

一般的にワンコインショップでも手に入る材料を用意

あら塩
あら塩
金たわし
金たわし
米ぬか
米ぬか
小麦粉
小麦粉
片栗粉
片栗粉
きな粉
きな粉
砂糖
砂糖

先ずは、一番よく使われている?あら塩

たっぷりの塩を振り掛けて、もみもみもみもみもみもみ・・・
うっ、生臭い?磯のようなヌルヌルの臭い?いやな臭い~
泡がいっぱい出てくる。もみもみもみもみ・・・生臭い。
水で流して、また塩!3回ほどでヌメリは取れた。が、刺身で食べる場合は、少し塩味が効いているような?いないような?

次!金たわし!

聞いた話では良く取れるとか. . .
私は、タコがボロボロになるんじゃないのと感心反義で恐る恐るスリスリスリスリスリスリ・・・
ん!タコなんともない?もっと力を入れてゴシゴシゴシゴシ・・・
あっ!タコなんともない??
ではっ!ゴリゴリゴリゴリ・・・  丈夫やなぁ~  ヌメリは….
そんだけこすったら取れるか。

次~!米ぬか!

これも噂程度に聞いた話
たっぷり振り掛けて
ん。もっさりもっさり 水分が無くなっていく ぬかの臭いか水分が無くなったせいか臭くはない。
ひとしきりこね回して水洗い.あらっいい感じ
もう一度、もっさりもっさり水洗い 2回でOK

つっ次~!片栗粉!

あれっ なんかすべすべきめ細かい粉がすごく馴染む。 これもいい感じギュッギュッギュッな感触がたまりません。癖になりそう。笑
水洗いもサラッとできてそこそこの取れ具合

さらに次!小麦粉!

ん?あれ?べ べ ベト ベトベト ネチョネチョ
なんかのび~るのび~る これは、あかん
水洗いしたらタコから小麦粉団子を取るのに時間がかかって本末転倒な感じ
が、しっかり洗った結果そこそこヌメリも取れたみたい

そして次!きな粉?

こちらもたっぷりと振り掛けてモミモミモミモミ
もっさりもっさり 米ぬかに近い感触ながら香ばしい香りが、モミモミモミモミ
触感と香りが団子そのもの このまま食べてしまいそう。いや、かぶりつく勇気はない。
きな粉もヌメリは良く取れた。

最後は!砂糖!

きな粉を試したら砂糖も試してみたくなってしまった・・・
これは、しなくてもよかった気がして少し後悔。

なんとか無事にヌメヌメがとれた。
今回試したもの以外にもおから粉がよく取れるとかそのまま冷凍して解凍時にぬめりごと洗い流したら取れるなどの話も聞きますが、またの機会に検証してみたいと思う。私的な意見ではあるが、今回は、米ぬか、きな粉が使いやすくぬめり取りの効果も高かった。しかし、キッチンの排水溝に生ごみネットなどをしっかり付けて水洗いしないと詰まる恐れがあるのでご注意を!

ぬめりさえ取れればあとは好きな料理でいただくだけ!

マダコ釣りの本場、神戸の明石焼き(たまご焼き)とともに大阪のたこ焼きは、タコがないと始まらない大人気のファストフードだ。また、関西圏では常識!一家に一台以上(電気のものとカセットコンロで使用できるものの2台が標準)の「たこ焼き焼機」を所有しているお土地柄?でもある。たこ焼きパーティーなる言葉がなんの抵抗もなく使われている地域がどれほどあるだろうか….そんな食文化にも深~く根付いたマダコは、たこめし、たこ刺、たこのから揚げ、たこ酢、カルパッチョ、マリネなどなど、アレンジ次第でどんな料理にも使える万能食材である。
実は、スーパーで購入するとなると国産マダコの価格に驚かされる。手が出ないほど高いのだ。そんな高級食材が、初心者でも思いのほか簡単に釣れてしまうマダコ釣りは、釣って楽しく食べて美味しい。一度チャレンジしてみていただきたい。